ほとんどGTX1080だ コレ「GeForce GTX 1070 Ti」レビュー。Vega56、Vega 64キラーのゲーミング性能

AMDの「Vega」シリーズのカウンターとして投入された「GTX1070Ti」は、Geforce GTX 1000シリーズでは最後発となるGPUだ。発売当初は「GTX1080」を越える価格帯で推移していたが、市場価格の下落によって魅力が増してきた。

今回は「Geforce GTX 1070Ti」搭載グラフィックボードを競合となる「Vega56」,「Vega64」や上位モデル「GTX1080」、下位モデル「GTX1070」との比較を中心にレビューしてく。NVIDIAの刺客は果たしてどのような実力なのだろうか。

「NVIDIA Geforce GTX1070Ti」の仕様

対「Vega 56」として投入された「GTX1070Ti」

「GTX1070Ti」は「GTX1080」や「GTX1070」のコアと同じ「GP104」を採用したミドルハイGPUだ。「GTX1080」と比較して、シェーダー数が削減され、メモリがGDDRX5からGDDR5にスペックダウン、帯域は80%程度まで絞られている。

とはいえ「GTX1070Ti」のスペックは仕様上は「GTX1070」というより明らかに「GTX1080寄り」だ。Vega56がGTX1070をピーク性能で上回る事から、2017年11月にカウンターとして投入されだといったところだろう。

また「GTX1070Ti」は各社のオリジナルファンモデルでもGPUクロックがリファレンス準拠で統一するという制限がNVIDIAに課せられている。これは「GTX1070Ti」がほぼ「GTX1080」という事もあり、OCモデルだと標準で下克上が行われるという事情を踏まえてだ。

しかし、ソフトウェアベースでのOCは可能で、本モデルも後述する付属アプリケーションでOCモデル相当の性能を簡単に設定できる様になっている。

従来モデルGPU「GTX1070」「GTX1080」との価格差

発売当初は上位モデルである「GTX1080」と殆ど変わらない6万円中盤程度で流通しはじめたが、1ヶ月程度で5万円半ばまで下落している。Radeonの上位モデルの価格が高止まりしている事から、次世代GPU発売まで大きな値の動きはなさそうだ。

直近ではマイニング需要やメモリ不足で価格が再高騰しているが、チラホラと在庫は見かける。とはいえ、品不足は暫く続きそうなので、欲しい人は見かけたら確保しておいた方が良いのかもしれない。

外観・形状の特徴

玄人志向「GALAKURO GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE」

今回レビューに用いるグラフィックボードは玄人志向の「GALAKURO GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE」だ。 GALAXの「GeForce®GTX 1070 Ti EX-SNPR WHITE」のOEMモデルとなる。

基本的にはパッケージが玄人志向バージョンとなっているだけで、スペック・中身に大きな変更はない模様。なにげにパッケージの男が玄人志向のグラサン男に差し替えられている。


玄人志向 ビデオカード 新シリーズGALAKURO Whiteモデル GEFORCE GTX 1070Ti搭載 GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE(amazon)

インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
コアクロック:ベース1,607MHz ブースト1,683MHz
メモリクロック:8,008MHz
ビデオメモリ:GDDR5 8GB
映像出力:HDMI2.0b/DisplayPort 1.4/Dual Link-DVI
補助電源コネクタ:8ピン×1+ 6ピン×1
専有PCIスロット:2スロット
推奨電源容量:500W以上
カードサイズ:282 mm x 128 mm x 43 mm


ミドルレンジらしく梱包は相応に厳重だ。ドライバーディスク・マニュアル、クイックセットアップマニュアルに加えて、8pin補助電源変換ケーブル、6pin電源電源変換ケーブルが付属している。

GALAXモデルとの相違点として玄人志向オジリナルのクーラーファンシールが付いてくる。評判が良くない従来の「玄人志向」シールと比較すればマシではある。

ホワイトモデルという事で、ボード全体が白い保護版で覆われている。

クーラーのフィン部分も白で、ポイントカラーのみ黒のモノクロで纏められており、従来のGALAX OEMモデルと比較すると、個人的には好みのデザインだ。

側面には「GEFORCE GTX」ロゴが配置されている。倒立レイアウトのマザーボードでなければ、文字の方向は正しく収まる。

サイズ比較

リファレンスサイズのグラフィックボードと比較すると、「GALAKURO GK-GTX1070Ti-E8GB」は縦にも横にも、一回り大きい事が分かる。

ブラケット側面は2cm程度迫り出しているため、スリムタワーPCなどを利用しているユーザーは警戒する必要があるだろう。とはいえ、一般的なオリファンモデルのサイズなので、普通のPCケースを用いている限りは干渉は少ない。

カード長は28.2cmとFE版と比較すると2cm近く長い。補強板で1.5cm近く大きくなっているので、勿体無い様に見える。

最新モニタから旧型モニタまで対応できる映像端子構成

ディスプレイポートのバージョンは規格上では8K-60Hzや4k-120Hz、HDRをサポートする「DisplayPort 1.4」を3つ搭載。「HDMI」は4K/60Hz映像出力、HDR対応、横長の変則アスペクト比モニタに対応した「HDMI2.0b」に対応した最新仕様を1つ搭載している。

昨今の上位モデルでは珍しく、DVI端子が備わっており、古いモニタにも対応できる。

後方にもエアフローが確保されており、ヒートシンクが限界まで配置されている事が確認できる。ヒートパイプは6mmが2本、 8mmが2本。

セミファンレス仕様のGPUクーラー

GPUファンは10cm口径で2基。セミファンレス仕様でGPU温度が一定に上がるまで完全に静止し、ケースのエアフローによってはアイドル時に0dbを実現する。静音志向のユーザーにも嬉しい。

ファン中央のロゴはOEM元のGALAXのままである。正直、玄人志向のGALAXモデルは全てこの方向性の方が嬉しいユーザーは少なくないのではないだろうか。90年代、00年代初頭の雰囲気が漂う「玄人志向」マークは今の自作市場を踏まえると辛い。

補助電源・バックプレート

FE版では8ピン×1で収まっていたGTX1070Tiだが、本モデルはOCも踏まえて、8ピン×1、6ピン×1に増強されている。ちなみにOEM元のGALAXでは推奨電源容量は500W以上と表記されていた。

背面には頑丈なアルミ製のバックプレートを搭載しており、基盤のたわみによる半田割れの故障を抑える。

しかし、このバックプレートは異様に分厚い。マザーボードのレイアウトによってはPC背面のIOパネルと接触ギリギリとなる。PCIスロットの構造上収まらないという事は少ないと思われるが留意が必要だ。

LEDシステム

近年、流行りのLEDによるライティングドレスアップにも力を入れており、2基のケースファンと補強板とボードの間のアクリル部分が光る。

GALAXオリジナルの「Xtream Tuner Plus」と呼ばれる、制御ソフトウェアによってLEDのカラーや点灯パターンを細かく制御する事ができる。勿論、ライティングが不要なら消灯も可能だ。

また本ソフトウェアによって、GPUのオーバークロックも1クリックで可能になっており、初心者でもグラフィックボードの潜在能力を引き出す事が出来る。

玄人志向ブランドは従来はデザインの制約によって、PCケース内のドレスアップを視野に入れたユーザーからは敬遠されていた。しかし本モデルであれば、見た目にも拘る自作PCが可能だ。

玄人志向 ビデオカード 新シリーズGALAKURO Whiteモデル GEFORCE GTX 1070Ti搭載 GK-GTX1070Ti-E8GB/WHITE(amazon)

ゲーム系ベンチマーク

では「Geforce GTX 1070Ti」のゲーム系ベンチマークを見ていこう。下位モデル「GTX1070」、上位モデル「GTX1080」や競合となる「Vega」に加えて、前モデルも比較対象として見ていく。Pascalアーキテクチャの最新GPUの実力は如何ほどなのだろうか。

3DMARK TimeSpy 

最新のDirectX12ゲーム性能を図る「TimeSpy」。「GTX1070Ti」は上位モデルの「GTX1080」に迫る性能を示しており、「GTX1070」との差は大きい。「Vega56」対向モデルでありながら「Vega64」を上回る結果となっており、「VEGA」キラーの役割は十分以上に果たしている。

3DMARK  Firestrike Full HD

現在主流のDirectX11のゲーム性能を図るフルHD「FireStrike」。ここではVega64には若干の遅れをとっているものの、Vega56より高い。定格クロックで偏差なのでOCすることでVega64を上回る事が期待できる。

FF14ベンチマーク 紅蓮の解放者

・4K最高品質

4K最高品質でも「GTX1070 Ti」は「Vega56」、「Vega64」を上回る結果となっており、GTX1070からの飛躍率は高い。スコアは6000を超えており、4Kモニタを用いた快適なゲーミングが期待出来る。

・FullHD最高品質

フルHDでは若干スコアは飽和気味でCPU・メモリベンチの支配率が高くなる。GTX1070TiはGTX1080とは偏差で、PC環境次第では定格でも十分下克上もありうる。Radeon勢は全体的にスコアが振るわず、FF14のGeforce最適化重視が垣間見える。

国産ライト ネットゲーム 4Kベンチマーク

ドラゴンクエストX ベンチマーク

左:FullHD最高画質 右:4K最高画質

ドラクエ10ベンチはGPU負荷が軽すぎてフルHDではスコアが20000以上は、CPUとメモリベンチマークとなる。GTX1070Tiも飽和スコアに達しており、上位モデルは誤差の範疇に収まっている。

4K解像度だと相応にGPU性能の差がスコアに出る。4Kでも飽和スコアに迫る18000近辺に達し、まだ未発売の高リフレッシュレート4Kモニタによるゲーミングも視野に入ってくる。

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GPGPUベンチマーク

動画や3Dなどクリエイティブソフトで用いられるGPGPU性能を図る「CompBench2.0」。

項目によってRadeon,Geforceで得手不得手があるが、ここではGTX1070TiはGTX1080というよりGTX1070寄りという事になった。メモリ周りの制限がボトルネックとなる処理が多かったのだろうか。シェーダー規模が効いてくるのかGTX980Tiと比較しても飛躍率は低い。

VRベンチマーク

VRMark

VRレディとなる「Geforce GTX 1070Ti」。DirectX11ベースのOrangeRoomではVega64を大きく引き離し、GTX1080に迫るスコアを示す。現在流通しているVRゲームの標準設定であれば、十分以上に快適に遊べることが期待できる。

高負荷のBlueRoomではGPU性能がダイレクトにスコアに反映されている。GTX1070TiはGTX1080に迫るスコアに達しており、Vega64と殆ど同レベルに達する。ライバルのVega56は大きく引き離しており、「Vega56」キラーの役割を果たしていると見て良さそうだ

Steam VR pefomance Test

SteamVRの性能指標となるベンチマーク。GTX1070ではぎりぎり上限値「11」に到達していないモデルが多かったが、GTX1070Tiは定格で「11」を達成している。SteamVR対応のゲームは殆ど遊べると見て良さそうだ。

「忠実度」は「11」でカンストするが、「テストされたフレーム」はVRレディ以上の場合、数字が伸び続ける。GTX1070TiはVega56,64を大きく引き離し、GTX1080に迫る勢いだ。

実際のゲームプレイ時のFPS比較・ゲーム性能

ここからは実際のゲーミングでの動作を見ていく。最新のプレイステーション4・XboxOne世代のフルHD/4Kゲーミング性能と、数年前のPS3・Xbox360世代の4KゲームのFPSを計測してみた。

PS4・XboxOne世代のゲーム:1920×1080 & 4K

Witcher3 (ウィッチャー3)

数々のゲーム賞を総なめにしたオープンワールドRPGの傑作「ウィッチャー3」。オープンワールドで高い不可を誇る本作だが、GTX1070TiはフルHDで平均100FPSを達成している。グラフィック設定を少し調整する事で高リフレシュモニタを用いたゲーミングも視野に入りそうだ。

4Kでは流石に荷が重く、GTX1070Tiでも最高画質では60フレームを維持できない。NVIDIAヘアワークスをオフにしても、Vega64と同程度のパフォーマンスを示しており、GTX1070Tiの実ゲーム性能の強さが伺える。

DarkSouls3(ダークソウル3)

ダークソウル3は上限フレームレートが60フレームに制限されるため、GTX1060 3GB,RX580以上でフレームレートは飽和している。GTX1070TiはフルHDではオーバースペックであり、WQHD等も視野に入りそうだ。

4Kになると一気にGPU負荷が増加する。最高画質ではGTX1080Tiのみが実用範囲内に収まっている。4Kでも「GTX1070Ti」は「Vega64」より高い性能を示しており、Radeon勢はベンチマークに比べて、実ゲームでは性能がスポイルされている事が浮かび上がってくる。

For Hornar (フォーオナー)

本作ではドライバの影響か、GTX1070Tiが唯一GTX1070に遅れを取る結果となった。フルHDではフレームレートが高くなりすぎて、GTX1070とGTX1080Tiのアベレージが同レベルになっており、CPUやメモリ速度がボトルネックとなって現れている。

4Kでは相応にGPU性能が出ているが、ここでもGTX1070Tiはスコアが少し振るわない。60フレームで遊べるのはGTX1080Tiのみと見て良さそうだ。とはいえGTX1070TiはVega64を上回っている。

Batman Arkm Knight (バットマン アーカム・ナイト)

初期タイトルで負荷が軽く、GTX1070Tiは平均秒間160フレームに達し、ゲーミングモニタを用いたハイフレームゲーミングも十分こなせる。CPUやメモリがボトルネックになりにくいのか、GPU性能で順当にパフォーマンスが向上している事が伺える。

「GTX1070Ti」は4Kでも平均60フレームに迫る性能を示しており、設定を微調整することで4Kゲーミングが視野に入ってきそうだ。ここではVega64より少し下といったところで、GTX1080とGTX1070の丁度中間に収まっている。

PS3、Xbox360世代の4Kゲーミング:3840×2160

ここからは前世代にあたるPS3、Xbox360とのマルチタイトルゲーミング性能を3840×2160ドット設定で見ていく。数年前のゲームとはいえ4Kは相応に負荷が高い。GTX1070Tiはどこまで快適に遊べるのだろうか。

METAL GEAR SOLID Ⅴ (メタルギアソリッドV-グラウンド・ゼロズ)

小島監督のコナミの最後の仕事となったメタルギアソリッドVシリーズの序章。PS4との縦マルチもあり、高負荷では相応に思いが、GTX1060 6GB程度あれば上限の60フレームに達する事もあり、GTX1070Tiではオーバースペック気味だ。

LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII(FF13 ライトニング リターンズ )

和製RPGの代名詞「FF13」のスピンオフ作品。負荷が軽いので現行のミドルレンジ以降のGPU性能があれば、4Kでも十分上限値の60フレームが維持できる。

BioShock Infinite (バイオショック インフィニット)

上限フレームがなく、CPUもボトルネックになりにくいため、GPU性能の地力が出るバイオショック3。「GTX1070Ti」は平均で95FPSに達する。ここではVega64には届いていないが、ボトムはGTX1070Tiの方が安定している事が伺える。

Tomb Raider 2013(トゥームレイダー2013)

PS4との縦マルチとなる本作。GTX1060 6GB程度のGPU性能で60フレーム安定するため、GTX1070Tiの性能があれば4Kでもオーバースペック気味だ。設定次第ではWQHDの高リフレッシュレートモニタによるゲーミングも視野に入ってくる

Vega64と互角以上に競り合うゲーミング性能のGTX1070Ti

対「Vega56」として投入された「GTX1070Ti」だが、実ゲームではGeforceに最適化されているゲームが多いためか、「Vega64」と互角以上のパフォーマンスを示している。

フルHDでは最高画質60フレーム安定で、設定次第ではゲーミングモニタをフル活用出来そうだ。WQHDも十分視野に入るGPU性能だが、4Kでは荷が重く、60フレームで安定させるには画質オプションに妥協が必要となる。

PS3世代のマルチタイトルは4K最高画質で60フレーム安定だ。Steamでセールが多いタイトル群をコンソールでは体験できない高画質・高フレームレートで遊ぶ事ができる。

GTX1070Tiは実ゲーム性能も、総じてGTX1070というよりGTX1080寄りの性能を発揮している。OCを施す事でリファレンスモデルのGTX1080を越える事は十分可能だ。

GPUクロック、温度、GPUクーラーの挙動

GPU-Z情報

GPUコアは「GTX1080」と同じ「GP104」。ビデオメモリはGDDR5でMicron製と表示されている。

GPU-Z アイドル時と高負荷時の挙動

以下はアイドル時と高負荷時のGPU-ZのSensors情報。

高負荷時のコアクロック・GPU温度・ファンスピードの推移

下記のグラフはゲームの起動から終了後にファンが停止するまでのGPUクロックと温度とクーラーファンの挙動グラフ。瞬間的に1900Mhzに達するクロックに達し、概ね1800~1850Mhzを中心に推移している。

セミファンレスでGPUコア温度が49度を越えるとファンが回転し始める。ファンスピードはピークでも57%程度に留まっており、GPU温度は72度で安定している。OCする余地はあり、更なる性能アップが期待できそうだ。

消費電力比較

ここからは「GTX1070Ti」の消費電力にスポットを当ててみていく。「GTX1070」から大きな性能アップとなったが、省電力性は維持されているのだろうか。

システム全体の消費電力のリアルタイムログが以下。(左:アイドル 右:フルロード)

アイドル時のシステム全体の消費電力

アイドル時はコアクロックが抑えられるため、Pascalアーキテクチャのビデオボードは上位モデルも大差ない。GTX1050などのエントリークラスやGT710といったローエンドクラスと比較しても誤差の範疇に収まる優秀さを見せている。

高負荷時のシステム全体の消費電力

「GTX1070Ti」は性能アップの代償に消費電力が「GTX1070」から大きくなっている。とはいえ、同性能を示した「Vega64」より100W以上低く、性能的に格下のRX580と同程度だ。Pascalアーキテクチャのワットパフォーマンスの良さが際立つ。

電気料金比較

以下は「1日3時間、GPU負荷100%でゲームを1年プレイした」と想定した場合の年間電気料金の比較。ゲーミングの実性能では大差ない「Vega」と比較すると3000円程度の差だ。もちろん稼働時間が長くなれば、この差は大きくなっていく。

「Geforce GTX1070 Ti」レビューまとめ

「Radeon RX Vega」キラーの役割を十分果たすゲーミング性能

「GTX1070Ti」は「Vega56」の対向としてリリースされたモデルだが、上位モデルの「Vega64」と互角か、それ以上の性能を発揮している。性能はGTX1070の強化版というより、GTX1080の微カット版といった具合だ。

GTX1080との性能差は小さいため、OCする事で十分下克上を果たせる潜在能力はある。しかし、消費電力は向上しているため、フルHDをターゲットとするなら少々オーバースペック気味だ。WQHDや4Kモニタ、ゲーミングモニタと併せて利用したいGPUと言えるだろう。

価格次第ではハイレンジクラスの新しい選択肢に

今回レビューした「GALAKURO GK-GTX1070Ti-E8GB」は「玄人志向」ブランドながらも、ほぼGALAXのビデオボードそのままという事もあり、PCケース内LEDライティングやドレスアップなど自作PCならではの楽しみも十分味わえる商品に仕上がっている。

Pascalアーキテクチャの「GTX1070Ti」は発売当初は、GTX1080と価格差が小さく、魅力にかけていたが、価格がGTX1070寄りに下落してくると、十分選択肢として候補となる。2018年前半のハイレンジGPUの新しい選択肢となりそうだ。

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