Windows7環境の維持にピッタリな安価に流通するDELL Vostro 260s。しかしCPUファンが妙に煩い。通常時は静かにクーラーファンが回っているが、負荷が少しでも上がるとCPUのファンがMAXになるケースがある。ファンコントローラーが適切に制御されてない疑惑があり、調べてみると海外のサイトでBIOSの更新によって修正されるとの情報が転がっていた。対処方法をアーカイブ的にメモを残しておく。
安価に出回るi3-2100搭載の中古DELL Vostro 260s
DELL Vostro260sはビジネス用の安価なコンパクトPCだ。企業な官庁などに大量導入されていたためかリース期間を終えたモデルが大量に中古市場に流れている。主なスペック例は以下のとおり。最新のPCと比較すると劣るが、第2世代のSandy Bridge世代という事もあり、通常の作業や古いゲーム程度なら問題なくこなせる。
CPU:i3-2100 3.1Ghz
メモリ:4GB
HDD:500GB
OS:Windows7 Pro 64bit
電源:ミニタワー型300W スリム型250W
流通量も多くOS込みで数千円で手に入れる事ができてお得だ。筆者もWindows7でしか動作しないソフトの検証・作業や古いファルコム製のゲームの動作維持用に1台購入した。しかし少しの負荷で限界まで回転するCPUクーラーが気になっていたので以下の対処でファンコントロールを修正した。なおDELL Inspiron 620sでも同じ対応方法で解決する可能性がある。
Dell スリムPC Vostro 260s (amazon)
BIOSをダウンロードする
以下のサイトから最新のBIOSをダウンロードする
ダウンロードしたBIOSアップデートファイルを実行する
VostroのBIOSアップデート方法は非常に簡単だ。ダウンロードしたMS-A10.exeのようなEXEファイルを実行するだけでよい。念のために管理者権限で実行しておいた方が良いだろう。(ファイル名はバージョンによって変わる)
Corrent VersionがNew Versionよりバージョンの数値が低い事を確認する。問題なければUpdateボタンを押す。(Newバージョンより高い、或いは同じ場合はUpdateする必要がない)
Updatingと表記されVostroのBiosのアップデートが始まる。この際に電源を切るとPCが二度と起動しなくなる可能性があるので慎重に行ったほうが良い。
完了すると再起動の案内が出るので「はい」を選択して再起動し問題が解決しているか確認する。
再起動してVostroが静音化されているか確認する
再起動してCPUに負荷がかかってもCPUクーラーが適切に制御され静音化されていればOK。筆者の環境ではこれまでの騒音が嘘のように完全に静音化され快適にゲームがプレイできるようになった。
なおBIOSセットアップはPC起動時にF2キーを押す事で確認する事ができる。
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