グラボが高い。2017年5月頃からマイニング需要が高まり、グラフィックボードの価格が高騰した。値ごろ感が出始めていたGTX1000シリーズも高止まりし、RTX2000シリーズも全体的に値上げされている。
そこで最新のGPUを回避して、2世代前の型落ちしたGPUで凌く事はできないだろうか。今回は前世代の代表的なGPU「Geforce GTX 970」と現役世代であるGTX1660Ti、GTX1660、GTX1060,RX570との比較を中心に追試レビューしていく。
Maxwellアーキテクチャのベストセラー「GTX970」は次世代GPUまで粘る事ができるのだろうか。
GTX970の概要・仕様
第2世代Maxwellとなる「Gefroce GTX970」
GTX970はGM204となる第二世代Maxwellを搭載した2014年9月に発売された前世代のミドルレンジGPUだ。上位スペックとなるGTX980と比較してシェーダープロセッサ数などが削られ、クロックも少しセーブされているが、329ドルという手の届きやすい価格で、1つ前の世代になるGTX780を上回る性能を示し、発売直後から人気を得た。
現行世代のGTX1660やGTX1060と比較すると、シェーダー数は多いがクロックは低い。TDPは165Wとなっており、省電力なPascal世代と比較すると一歩劣るが、消費電力の高いRadeon RX 580と比較すると互角以上に戦える事が期待できる。
3.5GB問題で炎上したが、コスパの良さからヒットGPUになったGTX970
GTX970は性能の高さと価格の低さで人気となったが、ビデオメモリの使用量が3.5GBを超えると性能が低下する事がユーザーコミニティから指摘され炎上した。
しかし実ゲームにおいて、この問題が殆ど顕在化しない事が広まっていくと次第に沈静化する。その後もGTX970は売れ続け、GTX900シリーズの売れ筋人気GPUの座は維持していた。
マイニング特需終了とRTXシリーズの登場による値下がり
2016年にGTX1000シリーズが発表されると、GTX980相当の性能をもったGTX1060に役割を移し、GTX970は次第に在庫処分の終息製品となる。2019年現在は中古市場が主な流通ルートだ。「RTX2000」シリーズの発売で2世代前となった「GTX970」は急速に値下がりしており、マイニングブーム終了によるRadeonの価格崩壊によって価格的には最新GPUのローエンド帯まで降りてきた。
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GTX970の基礎GPU性能比較
詳細なベンチマークを見る前に、まずは「GTX980Ti」の基礎GPU性能を把握しておこう。(他のベンチマーク、各種ゲームのFPS比較の詳細は後述している)
3DMARK TimeSpy
DirectX12のゲーム指標となる「TimeSpy」ではOCモデルという事もあってGTX1060 3GB以上GTX1060 6GB以下に収まっている。GTX1650と殆ど互角だ。AMD勢と比較してもRadeon RX 570以上RX 580以下といった具合で、ミドルレンジGPUとして見ても未だ現役クラスに見える。
MSI Geforce GTX 970 GAMING 4G VS 最新GPU
GTX970の評価に用いるのはMSI社の「MSI Geforce GTX 970 GAMING 4G」となっている。GTX970のリリース初期から発売されている定番OCモデルで、市場での流通量も多い。地方の店頭在庫や中古コーナーでもよく見かけるお馴染みのグラフィックボードと言ったところだろうか。
MSI GTX 970 GAMING 4G グラフィックスボード(amazon)
インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
OCモード:ベース1140MHz(ブーストクロック:1279MHz)
ゲーミングモード:ベース1114MHz(ブーストクロック:1253MHz)
サイレントモード:ベース1051MHz(ブーストクロック:1178MHz)
メモリクロック:7,010MHz
ビデオメモリ:GDDR5 4GB 64bit
映像出力:HDMI1.4a/DisplayPort 1.2/DVI-D/DVI-I
補助電源コネクタ:8ピン×1+6ピン×1
専有PCIスロット:2スロット
外観・形状の特徴
一応外観も見ておこう。「MSI Geforce GTX 970 GAMING 4G」は「Twin Frozr V」を搭載したオーバークロックモデルだ。現行のGTX1000シリーズでも継承され、「Twin Frozr VI」となっているが、外観とデザインには大きな違いはない。
フロント上部には化粧箱にも描かれているドラゴンを冠した、「DRAGON ARMY」とブランド名が刻印されている。
GTX1080TI FEと比較したサイズ
「Twin Frozr V」と名付けられた巨大なGPUクーラーを2基搭載しているビデオボードのサイズは巨大だ。GTX1080TIのFounders Edition版と並べても一回り大きい。PCIブラケット部も外側に大きく飛び出している。
しかし電源部分はFE版と変わらない位置に配置されており、実質的には必要な幅はそれほど増えていない。
LowProfileのGT1030と比較すると同じグラフィックボードとは思えないサイズに見える。
HDMI1.4aとDisplayport1.2に対応
映像端子の配置は古典的だ。2014年頃はまだDVI端子搭載のモニタを利用しているユーザーも少なくなかったためかDVI-DとDVI-Iの2つ搭載されている。
HDMIは1.4aに対応。DisplayPortも1.2に対応し、4Kモニタで60Hzまで問題なく利用可能だ。2017年現在でも十分利用できる映像端子は備えられている。
専有スロットは2スロットとなっているが、若干薄めに設計されておりエアーフローの確保をしやすくなっている。
9.5cm×2基の「Twin Frozr V」クーラー
2008年の初代から5世代目となる「Twin Frozr V」は9.5cmの大型クーラーを2基配置したオリジナルクーラーが目を引く。セミファンレス仕様となっており、アイドル時と低負荷時の騒音を低減する。
8mmの2本ヒートパイプと6mmの2本のヒートパイプの合計4本がベースに接続されている。ニッケルでメッキされており、発売から3年経つが劣化は殆ど見られない。
バックプレートは本モデルは存在しない。プレミアモデルとなるGolden Editon以上でバックプレート有りとなっている。
補助電源構成は8ピン×1+6ピン×1。リファレンスモデルが6ピン×2なので、OC用に少しバッファを持っている具合だ。Pascla世代ではこの構成はGTX1080TI以上しかない。RX580では珍しくない構成ではある。
ゲーム系ベンチマーク結果・性能
GTX970 ベンチマーク追試 2019年でも通用するか?
ではGeforce GTX 970のベンチマークを最新のGTX 1660、GTX 1050TIやライバルのRadeon RX 580、RX570といった最新GPU群と比較しながら見ていこう。
前世代のヒットグラフィックボード「GTX970」は2019年でも通用するのだろうか。
3DMARK Firestrike Full HD
DirectX11の指標となるFireStrikeでは最新GPU勢と比較するとTimeSpyより少し劣勢となっている。とはいえGTX1060 3GBやRX570とは誤差程度だ。ここでは「GTX1650」を上回っており、GTX1050TIは全く相手にならない。RX560との差も大きい。
FF14ベンチマーク 紅蓮の解放者
DirectX11 1920×1080最高画質の結果が以下。NVIDIA Geforce勢に有利なベンチマークとだけあって、GTX970はRX570を圧倒しており、RX580すらも上回るスコアを出している。GTX1060と比較しても見劣りしていない。
FinalFantasy XVベンチマーク
最新の和ゲー代表となるFF15のベンチマーク。ここでもGTX970はGTX1650相当となっており、現行のエントリークラスのGPU性能と見れる。
VRベンチマーク
VRMark Orange Room
「Geforce GTX970」はVRレディGPUだ。SteamVRでも標準GPUとされており、VRゲームを制作する際の現在の規準となっている。VRMarkでもVRレディの5000を軽く上回っており、十分対応できる事がスコアからも読み取れる。
GTX1060程度であれば、誤差の範囲でVR体験に大きな差は出ないだろう。GTX1070になると飛躍的に性能がアップしている。高画質VRが目的なら、この辺がラインになりそうだ。
VRMark Blue Room
CPUがボトルネックになりにくいので、GPU性能がプレーンに出る高負荷VRベンチとなるBlue Room。さすがにGTX970では荷が重いが、GTX1060やRX580と比較すると他のベンチマークと大差ない。。
SteamVR Perfomance Test
SteamVRのVR性能指標となる「SteamVR Perfomance Test」。忠実度は6以上でVRレディ判定となる。GTX970は6.9となっており、十分VRがプレイできる判定となった。
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国産ライト ネットゲーム 4Kベンチマークテスト
比較的軽量で国内で需要があるライトなネットゲームのベンチマークスコアが以下。ここではロークラスからのアップデート需要を踏まえてiGPUやローエンドクラスと比較している。フルHDは当然快適に動作するとして、今世代のミドルレンジであれば4Kでの動作も視野に入ってくる。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
左:FullHD最高画質 右:4K最高画質
2KではDQベンチではGPU負荷が低すぎて、スコアが飽和気味で差が出ていないDQベンチマークだが、4K解像度ではGPUの性能差が出てくる。GTX970は「すごく快適」判定で余裕も大きい。ドラクエ10クラスのゲームであればGTX970のGPUパワーで十分4K解像度の快適なゲーミングが期待できる
ファンタシースターオンライン2 設定6 ベンチマーク
新たに追加された最高設定でも5万超えでGTX1050TIやRX560との差は大きい。GTX970 の性能があれば、高リフレッシュレートモニタでの120FPS超えプレイやNVIDIA DSRによる高解像度化+大画面モニタのプレイも視野に入ってきそうだ。
Radeon勢は相性が悪いのか、NVIDIAと比較しても振るわない結果になっている。PSOベンチマークはGPU性能というより、あくまで本ゲームでの相性確認と捉えた方が良いだろう。
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実際のゲームプレイ時のFPS比較・ゲーム性能
フルHDならGTX970でも十分だった?実際のゲーミング性能比較
ここからは実際のゲーミングでの動作を見ていく。最新のプレイステーション4・XboxOne世代のゲームと、数年前のPS3・Xbox360世代のゲームのFPSを計測してみた。
ミドルレンジGPUのターゲットとなるフルHDゲーミングにおいて、GTX970と現行世代のGPUになるGTX1060,GTX1050TI,RX570,RX580のフレームレートを比較している。また、このクラスでは4Kゲーミングは厳しいがGPU性能の参考程度に掲載している。
*以下GTX1060表記は6GB
PS4・XboxOne世代のゲーム:1920×1080・4K
Witcher3 (ウィッチャー3)
最高峰のオープンワールドRPGのウィッチャー3。広大なフィールドと大量のNPC、凝ったオブジェクト類が手抜きなく制作されており、相応にグラフィックもヘビーなタイトルだ。しかし、GTX970のGPU性能があれば最高画質でも平均フレームレートは60FPSを超えている。
フルHDであれば画質とフレームレートを両立したゲームプレイが可能の様だ。Radeon RX570をフレームレートでは上回っており、RX580やGTX1060と比較しても大きな遜色はない。ただしGTX1070との差は大きい
For Hornar (フォーオナー)
ゲーム内ベンチマークの結果が以下。対人アクションメインで安定した高いフレームレートが求められる本作だが、GTX970 では最高画質でも平均60FPSを超える性能を示している。グラフィックオプションを調整すれば、ボトムも60フレーム以上安定を狙えそうだ。多くのNPCが表示されるシーンでも十分対応できている。
こちらもGTX1070の飛躍率は非常に高い。GTX970から乗り換えるならパフォーマンスアップを体感できそうだ。
DarkSouls3(ダークソウル3)
上限フレームレートが60フレームに固定されているタイトル。最高画質でもほぼ60フレーム付近で安定している。ダークソウル3程度であれば、最高画質でもGTX970で十分快適に遊べるようだ。フルHDという環境においてはGTX1080TIと見分けは付かない。
GTX970,RX570,RX580,GTX1060の4GPUでプレイフィーリングの差は殆どなかった。
Batman Arkm Knight (バットマン アーカム・ナイト)
ゲーム内ベンチマークの結果が以下。PS4世代の初期タイトルで付加も上記3タイトルと比較して軽いためか最高画質でも平均フレームレートはタイトルの上限値である90フレーム近くに達している。フルHDで普通にゲームを遊ぶのであればGTX970でも十分役割を担えそうに見える。
グラフィックオプションを調整すれば、4Kでもプレイできない事はない結果が出ている。
PS3、Xbox360世代の4Kゲーミング:3840×2160
最新ゲームの4KはGTX1080TIでも厳しいため、当然GTX970では荷が重すぎる。ではPS3世代ゲームの4Kではどうだろうか?ここからはGTX970のPS3やXbox360世代の4Kゲーミング性能を測っていく。
METAL GEAR SOLID Ⅴ (メタルギアソリッドV-グラウンド・ゼロズ)
ハイクオリティなのに軽量なFOXエンジン。PS3とPS4とのマルチタイトルだけあって、4Kでベタ60フレームには少し届かない。ボトムでも46フレームなので十分プレイ可能だが、グラフィックオプションを多少調整すれば全編60フレーム維持も狙えそうだ。
LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII(FF13 ライトニング リターンズ )
FF13のスピンオフであるライトニングリターン。最近ではSteamでもセールが頻繁に行われており買いやすい本作だが、GTX970のGPU性能があれば4Kでもほぼ60フレームが維持できている。未プレイの人は三部作の結末を4Kで堪能するのも悪くないだろう。
BioShock Infinite (バイオショック インフィニット)
エフェクトやロードが重なるシーンでは少しフレームが60を割るが、概ね60フレーム以上を維持できており、動きの激しいFPSでも4K最高画質で快適に遊べる。グラフィックオプションを多少調整すれば、ボトムも安定しそうだ。
Tomb Raider 2013(トゥームレイダー2013)
PS4でも移植されているクラスのゲームのため、若干ボトムの落ち込みが44フレームと大きいが、平均ではほぼ60フレームと十分4Kでのプレイが狙える範囲に収まっている。こちらもグラフィックオプションを調整することで4Kで快適に遊べそうだ。
Skyrim (スカイリム)
オープンワールドRPGの代表作でもタイトルが持っている最高画質でも余裕で4K 60フレームが可能の様だ。このクラスのゲームであればGTX970程度のGPU性能で十分間に合っている事がわかる。
最新ゲームでもフルHDなら十分快適、少し前のゲームなら4Kも視野に入る性能
GTX970のGPU性能があればPS4・Xbox oneとのマルチタイトル世代でもフルHD最高画質60フレームを狙えるタイトルの割合は非常に多い。最近のヘビーなゲームでもグラフィックオプションを少し調整すれば、目立ってクオリティを落とす事なく60フレームを狙えそうだ。
またPS3,Xbox360世代のゲームであれば4Kディスプレイでのゲーミングも視野に入ってくる。フルHDであれば144Hzの高リフレッシュモニターを活用した遊び方も選べそうだ。
GTX970は最新のゲームでもフルHD60フレームをターゲットとするなら、十分現役で利用できるGPUと見て良いだろう。数年前のゲームであれば4Kや120フレーム超えのコンソールでは味わえないリッチなゲーミング体験が可能だ。
ビデオメモリ3.5GB問題の影響
GTX970はビデオメモリを4GB搭載しているが、3.5GB以上のエリアにアクセスするとパフォーマンスの低下が発生するのではと、ユーザーコミニティで騒ぎになり炎上に発展した経緯がある。その後、検証が進み実際のゲームプレイにおいては影響は殆どない事が広まり、沈静化している。
今回検証したPS4世代のビデオメモリの消費量が上記。殆どがGTX970の実質容量の3.5GB以内に収まっている。フルHD60フレームをターゲットとした場合は搭載メモリがボトルネックとなるケースは少なそうだ。
GPUクロック、温度、GPUクーラーの挙動
GPU-Z情報
GPUコアはGM204で製造プロセスは1つ前の世代になる28mmだ。GPUクロックがPascal世代のGPUと比較すると抑えられているが、シェーダー数はGTX1060と比較しても多い。メモリはGDDR5で接続もPCIe×16のGen3とPascalと比較しても世代差はない。
GPU-Z アイドル時と高負荷時の挙動
以下はアイドル時と高負荷時のGPU-ZのSensors情報。
高負荷時のコアクロック・GPU温度・ファンスピードの推移
下記のグラフはFF14ベンチの起動からベンチマーク終了後にアイドルに戻るまでのGPUクロックと温度とクーラーファンの挙動グラフ。GPU温度は最高でも68℃とツインクーラーの威力が発揮されている。
GPUクロックは余裕があるのか、高負荷時ではカタログブーストクロック値の1,253MHzを大きく超えた1366Mhz前後で動作している。
ファンの回転はアイドルでは0%でファンがストップしており、GPUの温度が61℃に達すると動作し始める。最大でも53%で制御されており、50℃を下回ると静止する制御となっている。静音性は現行モデルと比較しても見劣りしない。
GTX970 消費電力比較
製造プロセスが1世代前という事で消費電力は気になるところだ。ここからはGTX970の省電力性を現行世代のGPUと比較しながら見ていく。
システム全体の消費電力のリアルタイムログが以下。(左:アイドル 右:フルロード)
アイドル時のシステム全体の消費電力
昨今のグラフィックボードはアイドル時の省電力性に優れており、何もしなければ大きな電力を消費する事はない。GTX970は前世代とあってか少し高い。この辺はPascal世代の優秀さが際立っている。Radeon RX 570やRX 580と比較すると大きな差はない。
高負荷時のシステム全体の消費電力
消費電力に関しては低負荷時はPascal世代と比較しても遜色はないが、高負荷時はさすがに高い。遥かに性能が高いGefroce GTX 1070がGTX 970を消費電力で下回っており、Pascal世代の省電力性は目立っている。やはり製造プロセスの更新の影響は多いようだ。
RX580はRX480からのクロックアップが響いてるのか流石に消費電力が跳ね上がっている。この辺よりはGTX970は省電力といえそうだ。
Geforce GTX 970で次世代GPU まで粘る選択肢
意外と健闘したGTX970
前世代のGTX970の性能を、最新のGPUと比較してみたが、想像以上にGTX970が善戦した結果となった。フルHD環境で現実的なグラフィックオプションであれば。現時点でも十分遊べるGPU性能をGTX970は備えている様だ。
Pascla世代のGTX 1060と比較するとワットパフォーマンスという観点では埋めがたい差はあるが、月々の電気代として換算すると微々たる額に収まっている。またRX580と比較すると消費電力は抑えれており、最新GPUと比較しても大きく劣っている訳ではない。
GTX970のちょい足しで買える最新エントリーGPU
現在のGTX970の型落ち品やユーズド品の価格相場が13,000円~16,000円程度といったところで、GTX1050TIと同程度の価格帯で大幅に上回る性能を手に入る。
最新のエントリーGPU「GTX1650」も1万円台で流通しており、GTX970の予算に少し足すだけで手が届く。リセールバリューも高いので、こちらを選ぶのも悪くないだろう。
しかし中古市場でのGTX970の値下がりは著しい。お値打ち品となった「Geforce GTX 970」で凌ぎ、次世代GPUまで粘るのも悪くないのかもしれない。
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