SQUARE ENIXがアンドロイドマーケットに初投入したタワーディフェンスゲーム「CRYSTAL DEFENDERS」。FFと共通した世界観を持つ本作はタワーディフェンスの入門ゲームとしてオススメしたいタイトルだ。
パズル&ドラゴンズとコラボレーションイベントをキッカケに新しい展開が期待されるクリスタルディフェンダーズ。今回はレビューと実際にW1最初のステージ「ビスガ緑地」のパーフェクトまでの手順を徹底攻略している。難度に戸惑っているユーザーはゲーム攻略のコツとなれば幸いだ。
クリスタルディフェンダーズとは
架空世界イヴァリーズが舞台のタワーディフェンスゲーム
クリスタルディフェンダーズはファイナルファンタジー12、ファイナルファンタジータクティクスアドバンスなどの世界観であるイヴァリースを舞台にしたタワーディフェンスゲームだ。ガラケー版は「クリスタル ガーディアンズ」という名称で展開されていた。
ゲーム内ではバンガ族やヴィエラ族など同世界ではお馴染みのキャラクターが活躍する。チョコボやカーバンクル等の召喚獣、黒魔道士・竜騎士といったジョブ設定などファイナルファンタジーと共有している箇所が多く、同シリーズを体験したユーザーなら、ルールを理解するのも楽になる。
FFスタッフによる良質なゲーム音楽とキャラクターデザイン
BGMはファイナルファンタジータクティクスクリスタルアドバンスで利用された曲が流用されている。こちらはFF12やタクティクスオウガでお馴染みの崎元仁氏が担当。 重厚でハイクオリティなサウンドはゲームの雰囲気を盛り上げてくれる。
またキャラクターデザインもFFTAシリーズのデザイナーが担当しているようだ。 シリーズ屈指のキュートさを誇るモーグリは必見。グラフィック面でもスクエニクオリティ、コミカルで美しい。安心してゲームに没頭できる品質に仕上がっているぞ。
入門編のW1、本格的な戦いが始まるW2
ゲームの構成はW1とW2の二部構成になっている。W1ではゲームのルールをチュートリアル方式で学びながら遊ぶ具合だ。 極力シンプルに構成されているのでディフェンスゲームが初めての人でも問題なさそうだ。
ゲーム内容は、侵入してくるモンスターを配置したユニットで撃退するシュミレーションゲームになっている。 W2ではクリスタルディフェンダーズならではの、より戦略性が増したシステムが味わえる。
ノーマルクリア→パーフェクトクリア→更なるハイスコアへと広がる戦略性
ステージは全部で8ステージ構成だ。まずはノーマルクリアーを目指そう。お助けシステムの召喚獣等も利用できるので初心者でもガンガン進めるはずだ。
すべてのステージをクリアーする事ができたら、次はパーフェクトクリアーを狙う事になる。クリスタルを消費する召喚獣は封じられ、よりシビアなユニット配置が求められてくるぞ。
パーフェクトを達成したステージはクリスタルが表記されるようだ。 そして、その後は更なるハイスコアを目指す事になる。実はこのゲーム。この段階から本番といっても過言ではない。
攻略のコツ
攻略の鍵となるシーフのトレジャーハント能力を活用しよう
ハイスコアを目指す段階で鍵となる要素がシーフによるトレジャーハント能力だ。W2ではレベルアップすると取得ギルが数倍になる。 配置を工夫して、確実に能力を発揮できるキルポイントを設計しよう。
また、W1とW2ではパワーアップアイテムであるクリスタルの有無で、高レベルのユニットの価値が変わってくる。 W2では少数精鋭で挑んだほうが効率よく撃退できる局面が多いようだ。
最小限の戦力で攻略することによるボーナスポイント
なお本作はステージクリア時の残りギルに応じて、ボーナスポイントが獲得できる。最小限のユニット勢力でクリアすればするほどハイスコアへの道が開けるてくる。
中級程度の攻略ポイントとして、ステージが進行に応じて、モンク・バーサーカーの存在感が増してくる。時魔道士で足止めして、固まったモンスターを範囲攻撃で一気に殲滅する方法も有効的だ。
中盤までは様々なタイプのモンスターに対応できる弓使いが便利かもしれないぞ。
ビスガ緑地パーフェクト攻略の仕方
では最初のステージであるビスガ緑地を実際に攻略していきながら、ゲームのコツを把握していこう。
W1:まずはソルジャーを配置
画面右上のをタッチ&ドラッグでソルジャーを下記位置に配置しよう。WaveStartで「Wave」が開始されるぞ。×4で高速モードで表示する事も可能だ。
W2:ソルジャーのLvを2に上げて、wave途中でシーフを配置
ソルジャーをLv2に上げて、Waveスタート。コイン(画面左下の黄色い◯の数字)が50枚溜まった時点で、画面左下の「停止」ボタンを押して、ソルジャーの真横にシーフを配置しよう。シーフの攻撃力は0だがコインの取得枚数を増加させる能力があるぞ。
W3~W4:モンクと黒魔道士を配置
Wave3ではモンクLV2。攻撃力はソルジャーに劣るが範囲攻撃が可能だ。 Wave4で黒魔道士LV2を配置。空を浮かぶ的を迎撃できる事ができるぞ。また物理攻撃が効きにくい敵にも効果的だ。
W5~W6:弓使いと二人目のシーフを配置
Wave5で弓使いLv3を配置。空中の敵にも有効で攻撃範囲が広く、成長速度も早いのでオススメのユニットだ。Wave6では下記の位置に二人目のシーフを配置し、コインの獲得枚数に漏れがないようにしよう
W7~W8:中ボスに備えて、コインを温存
Wave10の中ボス的存在「ナガラージャ」に備えて、コインを温存しながら最小限の戦力で凌ごう
W9~10:強敵「ナガラージャ」に全力に挑め!
これまでの敵とは別格だ。蓄積したコインを一気に投入して、シーフ(Lv3にして移動範囲を大きくしておく)の配置したキルポイントで撃破できるようにしよう。
W11~12:厄介なラミアはモンクの範囲攻撃で一掃
Wave11のラミアは足が早く、ソルジャーでは対応しずらい。モンクを強化・追加して確実にしとめよう。Wave12は魔法攻撃が効きにくいが、ナガラージャを凌いだ戦力なら力押しで倒せる。敵の進軍速度を遅らせる時魔道士の投入と、保険に黒魔道士をLv3にしておく程度で十分だろう。
W13~W17:コインを温存
W13、14、15はこの戦力なら余裕で撃破できる。W16で時魔道士をLv3。保険に弓使いLV3を追加しておく程度で大丈夫だ。W17も据え置きで十分凌げるだろう
W18~19:魔法使い系をパワーアップ。
Wave18は時魔道士をLV3,4にしておき、黒魔道士をLV5に成長させ、物理攻撃が効きにくい敵に備えよう。wave19は時魔道士の足止め効果のおかげで据え置きで撃破可能だ。
W20~21:強敵ヴリドラに備えてソルジャーを追加
Wave20は中ボス敵存在ヴリドラの登場だ。ソルジャーを追加配置・増強させ確実にキル・ポイントで仕留めよう
Wave21は足が早いがヴリドラを凌いだ戦力なら、そのまま撃破可能だ。
W22~23:コインを温存
ここからは敵の攻撃が一旦弱くなる。弓使いを1体追加する程度で十分凌げるぞ。
W24~25:弓使い部隊を増強
空中敵に備えて、万能タイプの弓使い部隊を一気に増強しよう。
W26~W27:油断大敵!物理無効のプリホワ
Wave26は初の物理無効だ。黒魔道士部隊を一気に投入し、時魔道士もLv4にしておこう。
続いてWave27も足が速いタイプで厄介だ。モンクLV4を大量配置し、範囲攻撃で一気に殲滅だ!
W28~W29:最終決戦にむけてコインを温存
ラストwaveに向けてコインを温存しよう。余裕があれば一体シーフを追加配置し、キル・ポイントを一箇所増やしておくと高得点に繋がるだろう。
W30:ボス戦召喚獣
最終ボスの召喚獣はこれまでの敵とは別格の強さだ。時魔道士の足止めとキル・ポイントの増加で確実に高得点とパーフェクトを狙いに行こう!
突破されそうなら、早めにレベルを上げて対処したほうが良いぞ!
クリスタルディフェンダーズ レビューまとめ
カットされた仕様
本作はフィーチャーフォンでデビューし、その後コンシューマー、iPhoneと移植された作品だ。Androd版はコンシュマー以降がベースになっており、 一部仕様がカット、変更されている。
カットされている大きな要素としては、オンラインのスコアランキング。これは週間ベース。累計ベースで 全国のプレイヤーとスコアを競える仕様だった。本作に置いては肝となる要素なのでカットされているのは非常に残念だ。今後是非実装してほしい。
参考値としてw2では2万点を超えた辺りから、ボチボチと 週間ランキングに入り始めていた記憶がある。累計ランキング上位に入るには3万点近いスコアが必要だ。
変更された仕様
変更された仕様としては数値の表記方法だ。フィーチャーフォン版ではクリスタルによる強化数値も限界値に達するまで黄色表記されないが、 本作ではレベルが上限に達すると、カッコ内の強化数値まで自動的黄色になってしまう。クリスタルを配置する際に、把握が困難になるので 是非バージョンアップで前仕様に戻して頂きたい箇所だ。
また半ユニットの位置でスコアが変わってくるので、操作性に関しても一部改良が必要だろう。 現在の仕様では「置き間違え」が発生する場合がある。
優秀なバランス設計と奥深い戦略性。タワーディフェンス入門に最適。
クリスタルディフェンダーズはタワーディフェンスというライトユーザーには敷居の高いゲームジャンルを分かりやすく体験できるゲームに仕上がっている。
お馴染みのファイナルファンタジーの用語を上手く活用し、ゲームルールも分かりやすい。 バランスも良く、ハイスコアを目指して奥深い戦略性も生まれてくるぞ。
ガラケーで遊びこんだ人も、月額課金なしでやり込めるのでオススメだ。筆者はスッカリ配置を忘れていてたので、スコアをチクチク追求する楽しみを暫く味わえそうだ。
今後はからくり士や砲台士の加入により、より戦略性が増し、敵の攻撃も激しくなる「W3」の追加配信もお願いしたい。 また現在iPhoneのみで展開されている姉妹作品「ヴァンガード・ストーム」の移植も是非期待する
CRYSTAL DEFENDERS Lite
価格:無料版あり 有料版:600円
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